STRUCTURAL ISSUES & SOLUTIONS

構造的課題と解決策

本物の価値が、なぜ届かないのか。
その構造を、あなたと考える。

日本には、世界に通用する技術と誠実さが、いまも残っています。
届いていないのは、価値そのものではなく、それが伝わる経路です。

ここでは、その経路がどこで途切れるのかを、
1つずつ構造として書いていきます。

答えを配る場所ではありません。
異論のほうが、構造を鮮明にします。

SERIES

決まらない会社の構造

日本経済の構造的課題を25本にわたって扱います。個別の問題としてではなく、決まらないという1つの状態の現れ方として。

全25本の連載。現在21本目

22件

価値を作る工程と情報を操作する工程を比べ、報われ方が逆転している構造と、作る側に残された手段を示した図 つくる力 第5話

本物を作る会社は、何を発信すべきか

価値を作ることより、情報を操作することが報われる。その構造の中で、誠実に作る会社に残された手段を考えます。

2026年10月9日約7分
技術
海外展開を検討しない状態が、判断ではなく検討の不在として続いている構造を示した図 つくる力 第4話

出ないという判断は、いつ下されたのか

国内市場は縮小しています。それでも海外を考えない状態は、判断された結果でしょうか。

2026年10月8日約6分
構造課題
技術と事業価値の間に翻訳の工程が抜けており、権利を取っても名前が残らない構造を示した図 つくる力 第3話

技術があるのに、名前が売れないのはなぜか

特許を取っても、ブランドにはなりません。技術と事業価値の間には、翻訳の工程が抜けています。

2026年10月7日約6分
構造課題
AIへの抵抗が、技術そのものではなく、評価の基準が変わることへの抵抗である構造を示した図 つくる力 第2話

拒んでいるのは、技術か、変化そのものか

AIへの抵抗を「理解不足」で片付けると、何も進みません。拒まれている対象を分けて考えます。

2026年10月6日約6分
技術
AI活用の差が、技術の習得ではなく、任せる範囲を決められるかどうかで生まれていることを示した図 つくる力 第1話

差がついたのは、技術力か、判断か

AIを使える会社と使えない会社の差は広がっています。ただ、分かれ目は技術の習得ではないかもしれません。

2026年10月5日約6分
技術
制度変更が繰り返し発生し、そのたびに説明と対応の費用がかかる構造と、説明できる状態との差を示した図 数字と実態 第5話

外から降ってくる変更に、どう備えるのか

制度は、自社の準備と関係なく変わります。そのたびに発生する費用の差は、説明できる状態かどうかで決まります。

2026年10月2日約7分
構造課題
労働生産性が付加価値を投入時間で割った値であり、議論が分母に偏っていることを示した図 数字と実態 第4話

生産性は、誰のための指標なのか

日本の労働生産性はOECDで下位が続いています。ただ、議論されているのは分母ばかりです。

2026年10月1日約6分
企業搭載型BI
過去の失注の記憶が現在の値上げ判断を縛る構造と、記憶ではなく記録で判断する対比を示した図 数字と実態 第3話

値上げを止めているのは、市場か、記憶か

原価が上がっても価格に反映できない。判断を縛っているのは、いまの市場ではなく過去の一度の失注かもしれません。

2026年9月30日約6分
構造課題
自己資本が薄いほど現金を厚く持ち、投資が先送りされ、自己資本が増えないという循環を示した図 数字と実態 第2話

守りの経営は、いつ選ばれたのか

攻めの投資ができないのは、経営者の性格ではありません。資本構成が、判断の幅を先に決めています。

2026年9月29日約6分
構造課題
売上の計上時点と入金時点、仕入の計上時点と支払時点がずれ、黒字でも現金が減る構造を示した図 数字と実態 第1話

利益は出ている。なのに、現金がない

決算書は黒字で、税金も払っている。それでも支払いが不安になる。2つの数字がずれる仕組みを分解します。

2026年9月28日約6分
構造課題
試行・失敗・理由・判断という過程が省かれ、結果だけが残る構造と、過程を残す伴走の流れを示した図 知の継承 第3話

過程を省いたとき、何が一緒に消えるのか

検索と生成で、結果は一瞬で手に入るようになりました。省かれた過程には、技術以外のものも入っていました。

2026年9月25日約7分
設計思想
後継者不在率が改善する一方で休廃業・解散が過去最多となっている矛盾と、承継されるものとされないものを示した図 知の継承 第2話

後継者は見つかりやすくなった。それでも、会社は減っている

後継者不在率は改善を続けています。一方で、休廃業は過去最多です。引き継がれているものと、引き継がれていないもの。

2026年9月24日約6分
構造課題
組織の知が、人の頭・文書・システム・日々のやり方の4か所に分かれ、人が辞めたときに残るものと消えるものを示した図 知の継承 第1話

知は、どこに残っているのか

人が辞めると、判断の基準ごと消えていきます。記録を増やしても残らない会社があるのは、なぜか。

2026年9月22日約6分
構造課題
測れるものだけが最適化され、測れないものが評価から外れていく構造と、介入できる範囲の境界を示した図 現場と経営 第5話

測れないものを、どう扱うのか

効率は手段だったはずが、目的になりました。私たちに解決できることと、できないことを書きます。

2026年9月18日約7分
設計思想
判断の質が測れないため投入時間が代理指標として使われ続けている構造の図 現場と経営 第4話

投入時間は、何の代理指標だったのか

長時間労働が評価されるのは、文化が遅れているからではありません。他に測れるものがないからです。

2026年9月17日約6分
構造課題
知識の所在が年長者から検索とAIへ移り、権威の根拠だった情報の非対称が消えた構造の図 現場と経営 第3話

敬意は、何を根拠に成立していたのか

年長者が知識の宝庫だった時代は終わりました。これは道徳の話ではなく、価値証明の失敗という経営課題です。

2026年9月16日約6分
構造課題
見えている範囲には外部要因しかなく、内部要因は届いていない情報の中にあることを示す構造の図 現場と経営 第2話

原因が外にあると、なぜ確信できるのか

他責は性格の問題として語られがちです。実際には、見えている範囲の中で最も合理的な結論です。

2026年9月15日約6分
設計思想
現場の事実が各階層で要約と配慮を重ねられ、経営者に届く頃には別の形になっている構造の図 現場と経営 第1話

経営者に届く報告は、すでに加工されている

現場の事実は、上がる途中で何度も要約され、角が取れます。悪意はありません。だから厄介です。

2026年9月14日約6分
設計思想
検証できる主張と誰でも言える主張が受け手から区別できず、平均で評価される構造の図 情報と判断 第3話

声が届かないのは、量の問題ではない

誠実な企業ほど発信で不利になる理由は、情報の多さではなく、質を見分けられないことにあります。

2026年9月11日更新 2026年9月13日約6分
企業搭載型BI
環境の規則性と結果が返る速さの2軸で、経験則が強い領域と危うい領域を分けた四象限の図 情報と判断 第2話

「うちのやり方」は、いつ資産から負債に変わるか

経験則は実際に当たる。ただし当たる領域と外れる領域は、条件で分かれています。その境界を図にしました。

2026年9月10日更新 2026年9月11日約6分
設計思想
情報が意思決定の材料を増やし、判断の階層が一段深くなる一方で、判断の基準だけが更新されていないことを示す構造図 情報と判断 第1話

やることが増えるほど、やるべきことが見えなくなる

材料が増えると、判断の前にもう1つの判断が生まれる。意思決定が複雑化する構造を分解します。

2026年9月9日更新 2026年9月11日約6分
構造課題
他社から移転するのは Result(結果)だけで、判断・合意・経路からなる Process(過程)は移らないことを示す構造図

成長を生むのは Result(結果)か、Process(過程)か

Process(過程)が成長を生むなら、なぜ市場に流通しているのは Result(結果)だけなのか。移転可能性という論点。

2026年9月8日更新 2026年9月13日約6分
設計思想構造課題

ここに書いている構造の話を、貴社の状況に当てはめて整理できます。

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